the onishimemo

金継ぎしてもらった(南船場・wad)

金継ぎをお願いしていたカップが戻ってきた。

金継ぎをしてくれるお店は関西にいくつかあるんだけど、今回は大阪・南船場にあるwadさんに依頼した。

実は、wadさんへ持ち込む前、別のお店でネット見積りをしてもらっていた。割れている箇所の写真何枚かと破片のサイズを送る。それで、本金継ぎで約10,000円〜という内容だった。

しかし、wadさんで実物を見てもらうと、割れ以外に大きなヒビが入っていることが判明した。もちろんこの部分も補修する必要がある。本金継ぎすると40,000円かかるとのことだった。

ヒビは素人が見ると全然わからないものだった。だから、ネットで見積りを依頼するときにこの部分の写真は送っていない。実物を送った後で「ヒビがあるのでやっぱり40,000円です」と言われたら、結構びっくりしたかもしれない。ネットの見積りはとても便利だけど、難しいところもあるなと感じた。

さて、本金継ぎで40,000円。高い。という表情を隠すことなく浮かべていたら、簡易金継ぎを勧めてくれた。本金継ぎが漆で接着するのに対し、簡易金継ぎは樹脂を使うらしい。簡易金継ぎだと5,000円とのことだった。私は迷わず簡易金継ぎを選んだ。

料金は先払い。金継ぎが完了するまで、約半年かかると伝えられた。それだけ需要があるのだろう。完了の知らせを受けて引き取りに行ったとき、依頼品を入れているらしい引き出しの中に器たちがずらりと並んでいるのが見えた。

金継ぎをした器は、「電子レンジ不可」「食洗機不可」になる。あと爪などで引っかくのも禁止なので、洗う時は注意が必要だ。使うのにやや手間がかかるようになったけど、その分更なる愛着を感じるようになった。

縦に入った金色が眩しくかわいい。割ってしまって申し訳ない気持ちもあるけれど、金継ぎしたことで新しい個性が生まれたことを嬉しく思う。今度は大切に使いたい。

/