the onishimemo

サラヤのむすびの思い出

子供の頃、国道沿いに点在していたオレンジの小さな建物。名前はサラヤのむすび。

サラヤのむすびとは、道路沿いでおむすびやお弁当を売っている小さなお店。

ふりかけで有名な三島食品が運営していたそうだ。広島にしかないものだと思っていたけど、Wikipediaによれば県外にも出店していたみたい。

車で遠くに出かけると、必ずこのサラヤのむすびを見かけた。しかし、どのサラヤも閉まっていて、この時点でちょっとボロボロだった。開店しているのを一度だけ見たことがある気がするんだけど、夢だったのか現実だったのか今はもうよく分からない。

20世紀の終わり、私が小学校中〜高学年の頃、コンビニはもうそこら中に建っていた。そして同時にサラヤはその役目を終えていた。サラヤの会社(三島食品の子会社)が閉鎖し撤退したのは2001年のことらしい。

国道を走ると看板を下ろして廃墟のようになったサラヤをたまに見かけた。そして、高校生の頃にはほとんどが撤去され、その姿を見かけることはできなくなった。

以前、このサラヤのむすびをレゴブロックで作っている人を見かけて興奮した。もう一回見たくなって探してみたけど見つからなかった。だから、自分でボクセルにしてみた。

3Dなので360度の角度からサラヤを眺めることができる。WebGLに感謝だ。

しかし、いろんな角度のサラヤを見ることができても本物のサラヤはもう戻ってこない。悲しい。

今でも広島に帰って国道を走るたびにこのオレンジ色を探してしまう。一度でいいから、おむすびを食べてみたかった。

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